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8月13日から25日までの13日間、俵山で地方体験交流を行った市村怜大さんが、最終日の8月25日(月曜日)、江原市長へ活動報告を行いました。
市村さんは東京都出身で、早稲田大学文化構想学部に在籍。大学のゼミでは、地域住民を主体とした「内発的発展」をテーマに研究を進めており、温泉という地域資源を持ち、グランドデザインを策定して新たな取り組みを進めている俵山に関心を持ち、今回の交流に参加しました。
滞在期間中は、地域イベントへの参加や俵山小学校での学習支援、移住者との交流などに取り組みました。報告会では、俵山の魅力として「泉質の良い温泉が住民と観光客の交流の場になっていること」や「子どもを地域全体で育てていこうという連帯感があること」などを紹介。一方で「地域全体を見渡し、かじ取りを担う存在の必要性」など課題についても語りました。
体験を振り返り、市村さんは「地方での生活は都内ではできない新鮮な体験ばかりでした。人とのつながりのあたたかさ、顔見知りの多い環境にいることの価値を実感しました。俵山のグランドデザインは走り始めたばかりで、今後がとても楽しみです。また長門市を訪れて見届けたいと思います」と感想を述べました。
俵山地区では、平成17年度から本事業に取り組んでおり、これまでに延べ54人の大学生を受け入れてきました。これまでに学生たちのアイデアから「麻羅観音グッズ」や「俵山まちづくりマップ」なども誕生しています。