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6月1日(日曜日)、令和7年度長門市総合防災訓練が三隅交流プラザで開催され、三隅地区(市、三隅中村・土手、久原)住民や関係機関ら約180人が参加しました。
この訓練は、大雨による土砂災害等を想定し、住民及び防災関係機関が連携し避難情報 の伝達、住民の避難行動、避難所の開設・運営要領等について訓練し、対応能力及び防災意識の向上を図ることを目的に毎年実施されています。
この日は、三隅地区で土砂災害が発生したことを想定した避難訓練が行われました。
実際に防災行政無線や告知放送などで地域住民らへ避難が呼びかけられ、住民らは指定の避難場所に避難。避難行動などの確認や自力避難困難者の搬送訓練が行われました。また避難所には、避難所に必要な資材の確認や運営などの訓練も実施。会場では、段ボールベッドやテントの組立体験、簡易トイレなどの展示が行われました。その他、下関気象台、陸上自衛隊などによる防災講習会も行われ、災害に備えることの重要性を学びました。
江原市長は、「長門市は中山間が多く、土砂災害は切っても切れない災害のひとつとなっています。災害が発生した時に備え、避難するという意識を向上させていただくとともに、避難経路や場所などしっかり覚えていただきたい」と話しました。
外の広場では、移動式トイレや防災車両などの展示のほか、自衛隊による車両の試乗などの体験コーナーが設置。また、自衛隊による炊き出しが行われ、参加者らにカレーライスが振る舞われました。
参加者は「今日は、展示や避難訓練の体験を通して、さらに防災意識が高まった。まずは、災害が発生した時は避難する場所や経路を確認しておくことの重要性を改めて感じました。また、避難場所も想像以上に快適なんだということも分かり、参加してよかった」と話していました。