本文
3月16日(水曜日)、市役所会議室において、長門市職員が今年度の自主研究グループ活動について発表を行う報告会が開催されました。
長門市では、職員の自己啓発意欲と行政への参画意識を高めること、また、活力ある職場づくりに努めることなどを目的に平成17年の合併以来自主研究グループ活動が行われており、昨年度までに27のグループが活動しています。今年度は2つのグループがそれぞれの活動内容について報告を行いました。
「eスポーツを活用した地方創生」について研究したグループからは、電子機器を使った競技・スポーツであるeスポーツの市場規模は今後、拡大が見込まれ、認知症・介護予防事業や地域内、世代間交流に活用されている事例の紹介や長門市においてもプログラミング教育や国際交流、健康プログラムとしての活用のほか、eスポーツプロチーム合宿の誘致やソフト開発ベンチャー企業の誘致など産業や観光分野への発展など地方創生に活かす提案がありました。
「公共空間の活用の可能性」を研究したグループは、これまで廃校になった学校の備品の活用として販売会を実施する活動を行っていましたが、施設の有効活用に研究の幅を広げ、長門市の遊休資産のなかで活用の可能性がある物件を選び、リノベーションを施し、ゲストハウスやDX(デジタルトランスフォーメーション)事業支援・サポートセンターとして活用することで新たな価値が創造できるのではとの発表がありました。
最後に江原市長が「コロナ禍のなかで活動が難しかったにもかかわらず、研究に取り組んでいただき、職員の皆さんに感謝します。eスポーツは全国的に健康、産業、福祉、教育などさまざまな分野に活用されており、長門市でも活用が期待できます。また、遊休施設の活用も行政として取り組まねばならない課題で、提案はたいへんありがたく、今後、具体的な政策提案につなげてほしいと思います」と講評を述べました。
今年度活動した自主研究グループと研究内容は次のとおりです。
(1)NAGATO eスポーツチーム 「eスポーツを活用した地方創生について」
(2)NAGATO R―SITE「公共空間をもっと楽しく!~公共空間の活用可能性を広げよう~」