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11月15日(火曜日)、コミュニティスクールに認定された大津緑洋高校で生徒による商品アイデア発表会が行われ、地元企業の代表を前に自分たちで考えた商品アイデアのプレゼンテーションを行いました。
この活動は、大津緑洋高校3校舎の生徒会や家庭クラブの生徒32人が、地元企業の商品開発に参画し、その経験を生かして独自の商品アイデアを考え、企業にプレゼンテーションを行うもので、地域活性化に貢献できる人材育成を目的に取り組まれています。生徒は7月から長門市の産物を使った商品、加工された商品などの商品テーマをもとに3つのグループに分かれて協議を重ね、アンケートやSNSなどによる市場調査などを行った後、商品アイデアを出し合い試作を重ねてきました。
プレゼンテーションでは、「はっしん!!長門の煌めき!!~全国に長門市をPR~」と活動のテーマを名付け、企業の指導を受けながら地域に愛される新商品の開発と発信に取り組んできたたことが紹介されました。続いて3つのグループごとに開発した商品アイデアを発表。1班は、長州どりやかまぼこ、ちくわなどを使った「とりかまみそ」の商品アイデアを発表し、ご飯に良く合うよう具材の食感を残したり、手作りみそで味を調整したりした工夫を紹介しました。2班は長州どりと仙崎イカ、長門ゆずきちを使った「スティックナゲットwithタルタルソース」の商品アイデアを発表、ジューシーさを出すのに鶏皮を使ったり、長門ゆずきちの風味を残すために油の温度を調節したりした工夫を紹介しました。3班は市場にあまりなくおしゃれな商品を目指そうと、フランスの菓子である「ケークサレ」に挑戦。企業のアドバイスを受けながらふっくら焼き上げる工夫や味のバランスの工夫を紹介しました。最後に取組を通して、長門市の魅力を再発見し、企業の人の仕事への思いや地域の人の温かさを感じたこと、この経験を将来に活かし、長門市の地方創生を実現していきたいことを発表しました。
プレゼンテーションを聞いたフジミツ株式会社の藤田雅史社長は「商品開発のプロセスを自ら考え作成した努力が見えた。将来、開発の道に進むかもしれないが、貴重な経験になると思う。皆さんの成長に期待したい」と述べました。
参加した生徒らは、「プレゼンテーションでは緊張した」「美味しさを上手に伝えることができなかった」「貴重な経験になったと思う」と感想を話していました。