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11月9日(水曜日)、山口県漁業協同組合湊支店で、山口県北部沿岸地区海上防犯支援協議会の連絡会議が行われました。
平成9年に設立された同会は、仙崎・萩地区の市町職員や漁業関係者などによって構成され、海上犯罪防止の啓発活動や海上での不審事象の監視、保安部署への通報などの役目を担っています。この日の連絡会議には、仙崎地区の会員約40人が参加しました。
会議の冒頭では、仙崎海上保安部の塚崎稔男部長が「12月15日の日露首脳会談開催にあたり、海域からのテロを含む犯罪の水際対策を万全なものにするには、日ごろからの監視の目が大切になります。地域の、そして国の安全安心のために、不審な船舶や車両、人などを見かけたときは通報をお願いします」とあいさつ。その後は、同保安部からここ5年の間に発生した密出国・密入国の事案が紹介されたほか、小型船舶にかかる順守事項として、仙崎管内での事故事例を出しながら、酒酔い運転の禁止や救命胴衣の着用などが呼びかけられました。
会議を終えて、同保安部警備救難課の秋本貴和課長は「会談の開催が決まってからは、巡視船のパトロールを強化しています。犯罪の未然防止のため、地域の皆さんにも強く意識していただき、水際での対策に取り組んでいければ」と話しました。