30年以上に渡り、俵山地区ではジネンジョの自然栽培に取り組んでいますが、生産者の高齢化に伴い生産者の減少のため存続が厳しい状況となった中、俵山地区の3人の主婦が栽培にチャレンジ、11月29日(日)に初収穫を迎えました。 チャレンジしたのは、河野八千代さん、河地由香里さん、花岡真美さんで、俵山黒川区の増野孝久さんが指導し、4月に増野さんのほ場内に104本のジネンジョの種芋を植え、栽培に取り組みました。所用で河地さんは欠席となりましたが、河野さんと花岡さんは、収穫も増野さんの指導により、植え付けられた畝をくわで掘り返し、傷つけないように掘り返しました。すると、土の中から40~70センチのジネンジョが掘り出され、2人はうれしそうな表情を浮かべました。 増野さんによると、俵山のジネンジョは高冷地で育てられるせいか、粘りやうまみが強く、その上他地区で売られているものよりかなり安価に出荷しているそうで、市外の人に人気を集めているとのことです。 栽培に挑戦した2人は、「とにかく楽しい。空いた時間に手伝いをする感覚で、主婦にもできると思っています。来年はもっと勉強して、栽培に取り組みたい」と話しました。