毎年11月2日の夜から未明にかけて、三隅地区滝坂の黄幡社で奉納される「滝坂神楽舞」の練習が滝坂公会堂で8月23日(日)、スタートし、子どもの練習を中心に行われました。 文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき民俗文化財」、山口県からは指定無形民俗文化財に指定されているこの滝坂神楽舞は、今から約250年前に発生した大飢饉を沈静化させるため、氏子が祈願の舞を奉納したことをきっかけに始まったと言われています。 演目は24あり、その中のうち子どもが演じる「綱舞」など3つを練習しました。子どもたちは、地区の人から熱心に舞い方を習っていました。 瀧坂神楽舞保存会の横田新吾会長は、「地域で守ってきたこの神楽舞は、子どもに小さい頃から親しませることで動きが違ってきます。最近では少子高齢化で難しくなってきましたが、外部からの子どもたちも入れながら伝統を受け継いでいきたいです」と話しました。 滝坂神楽舞は、11月2日(月)20時から奉納されます。また、9月16日の三隅八幡宮秋季例大祭でも奉納されることになっています。