毎年7月に行われる通くじら祭りが、(一財)地域活性化センター主催の「ふるさとキラリ賞」を受賞し、3月10日(火)大西市長にその報告をしました。 この「ふるさとキラリ賞」は、全国各地で開催されている地域の活力を生み出すイベントを表彰し、全国に向けて紹介することでふるさとイベントのさらなる発展を応援することを目的とする賞で、今年は全国で3つのイベントが受賞しました。 通くじら祭りは、鯨墓建立300年を記念して平成4年に始まり、鯨に対する恩恵と感謝、哀悼の気持ちなどを培ってきた独特のイベントです。「古式捕鯨」や「鯨唄」などの地区の伝統文化や貴重な財産を継承し、後世に伝えていく目的があり、地元有志が中心となって運営して住民が一体となっていることなどが評価されました。 報告には安森藤吾実行委員長、河野敏春県漁協通支店運営委員長、山田功平通公民館長が市長室を訪れました。大西市長は、「おめでとうございます。今回受賞された通くじら祭りは、通地区のみなさんと鯨をしっかりと結びつけたイベントだと思います。これを契機に、他地区からも多くの人が通に来られて通がもっともっと元気になるようにと思っています」と話しました。 安森実行委員長は、「受賞して1週間経ちますが、日に日に事の重大さがわかってきました。また、このまつりを盛り上げていくことをいかにやっていくかを考えると、これは大変だと思っています。歴史の重み、イベントを始められた諸先輩方の意志を受け継ぎ、伝統として1年1年実行していこうと思います。長門の通、日本のくじらの文化や歴史を発信していかないといけないと思いますし、日本にくじら文化があることを知ってもらいたいと思います」と話しました。 今年の通くじら祭りは、7月19日(日)に予定されているということです。