農村青年の育成や地域農業の振興のための活動を行っている、長門地区農業士会の研修会が2月6日(金)、物産観光センター会議室で行われました。同会は、山口県指導農業士や山口県青年農業士が会員となっており、地域農業に取り組んでいるメンバーで構成されています。 研修会では、ながと物産合同会社の販売戦略プロデューサーである山本桂司氏を講師に招き、現在同社が取り組んでいる内容や地域農業の振興についての講演を行いました。山本氏は、長門物産合同会社の業務内容や今後取り組んでいく予定について話しました。特に現在は農水産物を飲食店やホテルに卸す業務と、製造・加工された製品を百貨店などの催事で行う物販を行っているが、今後は、直売所での販売や独自の製品の製造を行っていくと説明。その中では、農業者へはどこで利益が出るのか、またどういうことが課題なのか話しました。そして、そのために生産者がやるべきこと、考えるべきことについて指摘しました。 参加した会員は、時折うなずきながら真剣に講演を聞いていました。 同会の木村正雄会長は、「地域の活性化やそのための6次産業化が課題となっている。今日はながと合同会社の話を通じて、地域の元気をどう取り戻すか、どうつなげていくのかを考える機会となった」と話しました。