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古代の謎 向国の有柄細形銅剣
重要文化財 有柄細形銅剣
有柄細形銅剣は、明治34年(1901年)に油谷向津具王屋敷遺跡から偶然発見され、昭和31年(1956年)に国の重要文化財に指定されました。
銅剣の全長は約44.1cm。最大の特徴は、剣身と柄及び把頭飾(はとうしょく)が一体として鋳造されていることです。武器ではなく、権威の象徴で、弥生時代中期頃(約2200年前)に、大陸から伝わったと考えられます。
これまでに日本全国で発見された弥生時代の銅剣約700口のうち、有柄細形銅剣は5口のみです。また、吉野ケ里遺跡(佐賀県)の有力者の墓から同型の剣が見つかっています。
寄託から公開に向けて
国の指定重要文化財「有柄細形銅剣(ゆうへいほそがたどうけん)」が、所有者から市に寄託(所有権を所蔵者(個人・社寺等)に残したまま、博物館や美術館へ文化財を預け、保管・展示してもらう仕組み)され、文化庁から長門市が管理団体として指定されました。
そこで市では、令和7年度に展示公開に向けた防錆強化などの本体の保存修理と、展示用台座や保存箱の作成を行いました。
重要文化財指定70年記念特別公開 古代の謎 向国の有柄細形銅剣
重要文化財有柄細形銅剣を、山口県初公開します。
向津具半島と吉野ケ里遺跡(佐賀県)でのみ、同型の有柄細形銅剣が発見されたのはなぜでしょうか?今回の展示では、修理が完了した有柄細形銅剣の実物と、佐賀県吉野ケ里遺跡から出土した関連遺物を併せてご覧いただき、古代の謎に迫ります。
なお、この銅剣の一般公開は、は30年以上行われていません。今回の展示はそれ以来であり、山口県では初公開となります。


会期
令和8年4月25日(土曜日)~令和8年7月26日(日曜日) 9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、ただし4月27日は開館
観覧料
一般500円、小中高生200円、未就学児無料、長門市民無料
[団体料金(20名以上) 一般450円、小中高生150円]
主催
長門市
協力
佐賀県、ながとてれび株式会社
後援
山口県、山口県教育委員会、国立大学法人山口大学人文学部、山口考古学会、長門市教育委員会
企画展構成
第1章 向国 向津具半島
第2章 銅剣発見物語
第3章 銅剣解体新書
第4章 吉野ケ里遺跡 もう一つの有柄細形銅剣
第5章 長門地域の文化遺産と海の道
出品予定
・重要文化財 有柄細形銅剣(王屋敷遺跡出土)
・土器片(王屋敷遺跡出土、弥生時代中期)
・中細形銅剣(吉野ケ里遺跡出土、佐賀県蔵)
・青銅製把頭飾(吉野ケ里遺跡出土、佐賀県蔵)
・四面鋳型(吉野ケ里遺跡出土、佐賀県蔵)
・イモガイ製貝輪(吉野ケ里遺跡出土、佐賀県蔵)ほか
イベント情報
バスツアー 銅剣が出土した向津具半島を巡る
ヒストリアながとでのギャラリートークののち、銅剣が出土した場所のほか、重要文化財に指定されている木造釈迦如来立像、木造阿弥陀如来立像などを所蔵する二尊院をバスで訪れます
日時
令和8年5月24日(日曜日)10時30分~16時40分(受付は10時20分から)
定員
25人(要事前申し込み)
参加料
2,000円(入館料込)※昼食代、二尊院の拝観料が改めて必要です
その他
雨天決行 ただし、出土地は天候により遠方からの見学になる可能性があります。
第2回やまぐち地域文化フォーラム 海の道が運んだ文化遺産
長門市周辺地域に残る豊かな文化遺産をテーマにした講演会を開催します。
日時
令和8年6月21日(日曜日)13時30分~15時30分(開場は13時00分)
会場
長門市役所4階会議室
講師・演題
■吉田 広 氏(愛媛大学ミュージアム教授)
「向津具銅剣をもたらした日本海海流」
■金谷匡人 氏(元山口県文書館副館長)
「八百比丘尼と不老長寿伝承―長門・日本海海運の民俗誌―」
■パネルトーク
「長門地域の文化遺産と海の道」
定員
60名
参加料
無料
主催
山口県立山口博物館、長門市
後援
NPO法人 地域文化サポーターズやまぐち、(一社)長門市観光コンベンション協会、長門郷土文化研究会
ミニチュア銅剣を作ってみよう! 銅剣鋳造体験
日時
令和8年5月~7月の毎週土曜日
(1)10時00分~
(2)14時00分~
定員
各回5人(要予約)
対象
小学4年生以上(小学生は保護者同伴)
料金
1,500円(入館料込み)長門市民は1,000円



